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韓国の全羅南道務安郡で、第3回ワークショップが開かれました。今回は行政の資金援助もあり、スケースの大きな行事となりました。日本・中国からも約30人が参加し、唐芋による地域振興などを学びあいました。
開会にさきだった式典では、朴ラ瑩知事が「唐芋による東アジアの協力関係を強化するため、行政も積極的に支援したい」と挨拶されました。その後のシンポジウムには三カ国から250人が参加、唐芋をテーマに栽培・加工など各分野から報告、意見交換がなされました。
また唐芋を生かした料理講習や有機栽培農場での芋掘り体験なども実施されました。
このワークショップに日本からは鹿屋市の嶋田芳博市長も参加。務安郡との「姉妹都市盟約」などの話し合いもなされました。
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東アジア三カ国の唐芋シンポジウム
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全羅南道の朴ラ瑩知事は鹿児島テレビの取材を受けて「韓国の唐芋はほとんど青果用なので、さらに需要を拡大するためには加工場が必要だ。商品開発や販路開拓などのノウハウを、日本との交流によって学びたい」と話ました。
また鹿屋市の嶋田芳博市長は式典にて「青果用における韓国の先進性を参考にしたい」と挨拶しました。
シンポジウムでは中国農業大学の劉慶昌教授が基本講演を行いました。
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日本と中国の参加者は務安郡の徐参鍚郡守を表敬訪問しました。郡庁では盛んな歓迎セレモニーが行われ、徐郡主と嶋田市長とが姉妹都市のためのエールを交換しました。
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唐芋料理の講習会には、務安の婦人たち100人ほどが参加、鹿児島女子短大の福司山エツ子教授が、手軽な家庭料理を紹介しました。
またフェスティバロの郷原パティシエが唐芋を生かしたモンブランケーキなどの作り方も実演指導しました。
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務安の婦人のみなさんが地元産の唐芋はもとより、農産物や海産物を生かしたさまざまの料理で歓迎会を開いてくださいました。
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芋掘り大会。務安の畑は独特の赤い土。ここで栽培されている唐芋はまるまると太って、甘さも格別。しかも有機栽培の拠点として韓国でも注目され、有力な農家が育っています。
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言葉は通じなくても、この5日間、唐芋を通しての熱い交流が展開されました。
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